生きる意味
死んだら終わり。
その先はない。
そればかりが、頭をよぎる。
恐ろしさ、怖さ。
いつもじゃないけど、そんな時がある。
それを感じて、何だか動けなくなってしまうときがある。
悲しさと虚しさがいっぺんに押し寄せてくる感じ。
でもね、生きることと死ぬは、何となく違う気がしている。
死ぬために生きることはなく、生きることは生きることだ。
何を経験したって、その先に、悲しさと虚しさと恐怖があるなら、何したって無駄じゃないか!
そう思えることはあっても。
まだ僕は、生きることについて、なんにも知らない。
「何を経験したって」って、あなたは何を経験したというの?
写真で見た富士山だって、行ってみるとまた違う。
登ってみて降りたら、また違うことを思う。
だから、とりあえず、「生きる」を経験してみなきゃ。
「生きる意味」より、「生きる経験」が、ずっと僕の中に残るよ。