小さな声たち
世の中には、声にならないぐらい、小さな声がある。
僕は、その声を拾いたい。
ふとした瞬間に表れる、ふとしたモノ。
取るに足らないモノ。
感じ取れないぐらい小さなモノ。
繊細なんだね。
だから、大きな声だとかき消されてしまう。
そんな小ささが、きっと好きなんだ。
すっごく大事なんだ。
何を気にしていたんだろうって思うときもあるけど。
そんなに気にしたいんだって思うこともある。
そこに必ず、意味がある。
そして、小さいモノが弱いわけじゃない。
踏まれても、びくともしない小石。
潰されても、何ともない種。
そんな感じ。
そんな小さなモノが、いつか、大きな世界を作るんだ。
僕は、繊細でありたい。
小さな声もちゃんと聞き取れる自分でありたい。