言いたいことを言う練習をする
僕は、コミュニケーションの大前提に「お互いのスタンスを確認する」ってのが大事だと思っている。
相手が何を考えているか分からない時ほど、怖い時はない。
言いたいことも言えなくなる。
だからそのために、「お互いのスタンスを確認する」ってのは、すごく良いことだと思うんだ。
具体的に言うと、話し始める前、出会ったらすぐ、「今自分がどんな感じか、今の気持ち、気になっていること」を話す。
コーチングでは「スペースチェック」「チェックイン」とも言うけど。
それが話すことは、すごいメリットがある。
まずね、「自分も相手も大事に出来る」。
ケンカの原因って、相手の事情はお構いなしに、自分の主張をする。
でも大事な人は、一緒にいたいからいるんだよね。
大事にしたいよね。
それをちゃんと確認出来る。
そして、自分の今の気持ちもちゃんと話せる。
分かってもらえる。
だから、話しても安心だし、じゃあ、その上でどうするって話が出来る。
お互いの上に、ちゃんと話が成り立っているよね。
あとは、「自分のことをちゃんと言える」。
今の自分の気持ちを話すと、ちゃんと受け取ってもらえた感がある。
すごく嬉しいじゃない。
理解されているというか。
大事にされているというか。
気持ちを話すって、自分に素直になれるんだよね。
僕はなかなか、今思っていること、感じていることを躊躇うんだけど。
でも、何度も話していると、「自分の気持ちに正直になる練習」になる。
だから、素直に言えたりするんだ。
最後に、「自分に客観的になれる」。
自分の気持ちって、改めて感じようとしないとわからない。
そして、頭で考えていることと、感じていることは違うもんだ。
お家帰って、「どんな感じ?」って言われて「まあまあ」って返す。
でも、「違和感」を感じる。
それがすごく大事。
「ほんとは何かね、なんかモヤモヤしててね、それは午前中にしたミスが何となく引っ掛かってるんだー」
そこに気が付ける。
もしそのまま話していたら、何か機嫌悪そうになるよね。
でも、お互い理由がわかんない。
そのうち、相手を責める合戦に発展。
でも、ホントの自分に気が付けたら、素敵じゃない?
という感じで、誰かと話を始める時、必ず、「今どんな感じ?」って聞いて、自分の話もして、会話をしてみよう。
きっと、望んでる以上になれるから。