もっと深いところまで
自分は優柔不断なの。
何か一つ決めるのに、時間が掛かってしまう。
そう思ってた。
でも僕は、決めた後も迷っている。
「これで良かったんだろうか?」
それは優柔不断じゃない。
僕は、「妥協しない」人間だ。
おおよその人が、何となくの良いイメージのモノを掴み、何となく幸せになってゆく。
僕には、何となくが許せない。
でもそのクセ、ずっとその「何となくのエリア」に留まり続け、「何となくの答え」の中から自分の正解を、必死に選んでは捨て、を繰り返していた。
それがやっと最近になって気が付く。
それは、ほんと最近の出来事。
現在進行形。
ひょんなことから、僕は、自分と相手に今必死に向き合い続けている。
外の世界じゃない、内側の世界。
自分とこんなに深く向き合い続けたことは久し振りだ。
そして、僕が一番出来なかったこと。
それは、「相手と向き合い続ける」こと。
相手が何を考え、何を大事にし、それにどれほど共感出来るか。
同じほど大事に出来るか。
その上で、どれほど自分が関われるか。
頭じゃなく、感覚で向き合っている。
その僕からさっきの話。
「何となくのエリア」にいた僕。
やっぱりそこじゃない。
「あ、僕の求めていた答えは、このエリアには自分の求めている答えはないんだ」って今気が付く。
きっと普通じゃない答え。
それは、おおよその人がイメージの中で描ききれる範疇にない。
それでもなお。
やっぱり怖い。
一歩踏み出した先は、お化けの世界だ。
どうなるか分からない。
今はトンネルのなかだ。
でも、出口には次の世界が待っている。
それが見えている。
僕の大好きな世界が待っているんだ。