深い気づきを与えてくれる言葉『ニーバーの祈り』①
最初、何でこの言葉を知ったかな?
『ニーバーの祈り』という言葉があります。
神よ変えることのできるものについて、それを変えるだけの勇気をわれらに与えたまえ。変えることのできないものについては、それを受けいれるだけの冷静さを与えたまえ。そして、変えることのできるものと、変えることのできないものとを、識別する知恵を与えたまえ。
アメリカの「依存症の回復プログラム組織」で掲げられている言葉です。
私的には、「今自分がどこに立っていて、何で迷っているか」の入り口を見つけてくれる問いに聞こえるのです。
ニーバーの祈り
それぞれを私目線で見てみます。
後ろからさかのぼって説明しますよ!
あなたは見分けられる?
「識別する知恵を与えたまえ」
これは識別=見分ける、とも表現されています。
2つのモノは別物なのだ!!
それを別物と認識するのは、知恵が必要だと説いています。
いや、違うものだったら、すぐわかるやん・・・。
それが、ややこしいから分からないんです!
その2つとは何か。
「変えることができるもの」と「変えることができないもの」です。
どうして良いか分からない
あなたのついついしてしまうクセはなんですか?
それは変えられますか?
あなたを困らせている人は誰ですか?
それは変えられますか?
あなたが自分で嫌いなところはどこですか?
それは変えられますか?
それは本当ですか?
どれが「変えることができるもの」で、どれが「変えることができないもの」でしたか?
想像しただけで反射的にイヤになるもの、ありますよね。
私は日々、それに振り回されることがあります。
なぜでしょうか?
それは、「変えることができるもの」を変えようとせず、「変えることができないもの」を変えようとしているからかも知れません。
ストーカーとだだっ子
「変えることができないもの」の代表で、一番難しいのは、「他人」を変えようとすることです。
自分がなかなか変われないのと同じです。
変えられないとは言っていません。
ただ、そこで時間や力を無駄に使い果たし、あなたがすべきことが疎かになり、生活に支障をきたすレベルになるまで、変えようとし続けることに意味はあるのでしょうか?
持って行かれている
私が、何かモヤモヤしたときに、最初に考えるのがコレです。
人であったり、環境であったり、自分自身であったり。
ホントは今は変えられない、変えなくても良いかもしれないモノを、自分の感情のままに揺さぶられている。
心が対象に「持って行かれている」状態になる。
「変えることができないもの」をストーカーしていませんかね?
単なる「だだっ子」になっていませんか?
それで、自分自身を望む方向に向かわせていますか?
一度冷静になって、現実を受け止めてみようというのが、「受けいれるだけの冷静さ 」という言葉だと思います。
足踏みに切り込み
また、どうにかしたいなと思っているのに、その前で足踏みすることが良くあります。
誰かに声を掛ける、注意する、抗議する、提示する。
変えることができるものは、往々にして、自分の行動が主です。
自分から行動を起こすことが、とても勇気がいります。
私ができない権化みたいなものですから!
でも、変えられるかもしれないと気が付いたときは、ホントに変えるキッカケになるんです!
コーチングのクライアントの時に「あああああああああああーーーーーーー!!!!」と言っているのは、「変えられるかもしれない」切り込みを見つけたときです。
勇気がいるポイントを見つけたときです。
まるでパズルが嵌まるがごとく、感覚が繋がっていくんです。
変えられるかも知れない! + 変えたい!が揃ったときに、初めて「勇気」をぶち込んでいく。
その瞬間を、私はいつも待っています。
嫌われる勇気
今の二つは、「嫌われる勇気」の「課題の分離」がベースにある見方をしました。
日常では、このように考えて、ヒントにしながら、行きつ戻りつの日々を送っています。
願い
もう一つ言うなれば、その中で、「自分が大切にしたい願い」というのを見つけてあげたいなと思っています。
死にたいと思いながら生きる人はいません。
「良く生きられない」から、死にたいと思う人はたくさんいます。
裏を返せば、「良く生きたい!!」という想いを、自分自身に願っているんです。
そこに気が付くために「知恵」が必要になると思うのです。
・・・・お?うまくまとまった?
今回は、思いつきだけで書いてみました。
変えることのできるものと、変えることのできないものとを、識別する知恵を与えたまえ。
この説明に全然繋がっていないなーと思いつつ。
一つ一つの言葉でも結構有用だと思います。
次回は、そこに繋がるようにまとめていこうと思います。
そこはまた今度!
そんでは!
夜更かしされる方、おやすみ!
起きて読んで下さった人、おはよう!
お昼の方、おひるねして!