キミ、退屈なんでしょ?

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「墨攻」というパラダイム

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昔、岡山大学で周辺にあった店「ぺぇるめえる」。
 
先輩に連れて行ってもらって、それからよく一人で行ってた。
 
んで。
そこに置いてあった「墨攻」って漫画。
 
その漫画、結構衝撃的だった。
 
僕にとって、パラダイム
 

 

最初に言っておくと、見る人を選ぶよ。
 
エグいから。
 
内容や絵柄が。
昔の中国の戦争の話だからね。
主人公は、「墨家」と言われる「防御のプロフェッショナル集団」から、一人でやってきた男の話。
 
あらすじ
兼愛・非攻などの思想を説き、墨子が築いた墨家であるが、鉅子(きょし)の尊称で呼ばれた指導者も、3代目・田襄子の代となると徐々にその体質を変え腐敗し、権力と結びつく道をとろうとしていた。
そんな中、大本である墨子の思想を貫こうとする革離は、趙・ 燕両国に挟まれた小国で趙軍に攻められている梁城城主・梁溪からの依頼により、田鉅子の命に背いて単身梁城に乗り込み、趙の大軍を相手に梁城を守ることとなる。
墨家の協力が得られないまま、革離はたった一人で梁城の民をまとめあげ、巷淹中将軍率いる趙軍を相手に奮戦する。
 
 
戦争のメインは「いかに攻めるか」ってとこだと思ってたんだよね。
 
じゃなきゃ勝てないじゃん。
 
なのに、そもそも「守る専門家」がいるってのが驚き。
 
なにそれ死ぬじゃん!って。
 
でも、守るんだよねー。
 
いろんな策を巡らせながらさ、大群相手に、民間人で防いでいく。
 
このときは興奮を覚えたね!!
 
 
守るってさ、「耐え忍ぶ、我慢する」ってイメージがあった。
 
でも、そうじゃない。
 
まともにぶつかり合うだけじゃなく、相手を翻弄し、削っていく。
 
今後の展開を先読みし、潰していく。
 
その姿は相手を殺すだけが目的じゃなく、「生きる」という感覚がどこかにあるんだよね。
 
 
墨家の思想って、「兼愛」と「非攻」。
 
兼愛ってのは、博愛。
非攻ってのは、領土侵略のための攻撃はしない
 
領土侵略のときの攻撃って、私欲的だよね。
ときには、ただ殺したいから殺す。
自分の強さを誇示したいがために殺す。
 
そうではなく、自らが生きるための「戦い」が墨家の思想には見て取れる。
 
すごいよね。
 
まあ、話はフィクションだけど、すごく「リアルさ」を感じる漫画。
 
 
ということで、防御=我慢、ではない
 
プロフェッショナルは、技術ではなく、思想から生まれる。
 
という、昔の自分にとって、パラダイムな漫画でした。
 
 
余談だけど。
 
戦いで一番つらいのは、攻めきれない時。
 
ほんとの絶望は、「打つ手がない、八方塞がり」って状態。
 
どうすればいいか分からないときほど、怖いものはないよね。
 

今日の好きなポーズ写真

昔、K-1に「アンディ・フグ」っていて。
踵落としが必殺技だったんだよね。
 

今日の好きな言葉

 
ー 十円玉の裏
 

 

鳳凰院凶真ぐらいかっこいいよね
この名前は、中学で習ったっけ?
衝撃的だったよね。