子供は独占欲が強い
子供と大人の違いはなんだろうって思った時、「子供は欲張りなんだな」って思った。
良い悪いじゃなく、ステップとしてね。
そうすると、さらに楽しさが増す方向ね。
子供より大人の方が、更に楽しいはずなんだ。
更に楽しめるはずなんだ。
で、僕は昔、「自分の食べ物は他人に絶対あげない主義」だった。
特に「肉系」。
清々しき独占欲。
今の僕から見ると、それはそれで悪くない。
一人で満喫して、一人で納得する。
誰との意見の相違も存在しないから、気も使わないでいいし、自分と純粋に向き合える。
でも、何となくつまらない。
だから、次のステップに進むんだ。
自分の食べてるものを、人に共有する。
どう思うのか、聞きたくなる。
その人を理解したくなる。
そして、笑顔を見たくなる。
そんな気持ちがふつふつと湧いてくる。
だいたい美味しいものは、食べてきた。
そして、もうそんなにお腹いっぱいもいらない。
そんな時、誰かとご飯を食べ、空間と時間と感覚を共有し、一人の世界から飛び出す時間を持った自分は、「大人になれたなー」って思う。
今の僕は「子供の自分」の気持ちもわかる。
でも、子供の自分なら「大人の自分」の気持ちはわからないだろ。
まだ、「肉」を独占したいから。
それを知っている。
自分は「なりたい大人」に今、なれているんだろうな。
それがすごく嬉しいな。